「ALIAS」シーズン3 第2話(通算第46話) SUCCESSION
2006-01-29


ベルリン

夜のライツィグ宇宙開発センター。
二人の職員がエレベーターに乗ったことを無線で報告する清掃員に化けた侵入者。
それを聞き、時限爆弾を起動させるもう一人の侵入者。爆発まで1分。
爆発。ワイヤーが切れ、急速に落下するエレベーター。が、13階付近で止まる。
今度は逆に上昇するエレベーター。
そのまま屋上を突き破り、ヘリコプターにエレベーターごと連れ去られる。

ロス

二人きりのシドとジャック。
シドが洗脳されていないかテストをおこなっていた。
洗脳については問題はないようだが。耐えがたい拷問や過度な電気ショックなどによって、
記憶を失っているのではないか、とジャックは推測する。

でも、あの男(変装したシドらしき女性に殺されたロシア外交官のアドリアン・ラザレイ)は丸腰だった。
と自分を責めるシド。
それは時期尚早だ。その状況もわからないし、自分が殺したと確信が持てるのか?とジャック。
パパはこのテープをCIAに観せたくないだろうけど、彼等は観るべきよ。
そんなことをしたらお前は一生身柄を拘束されてしまう。
それでは、自分の身に何が起こったのかを調べることもできないんだぞ。
私は自分のことが信じられないし、CIAもそう思っているはず。
私はお前のことを信じている。
ラザレイのことをもう少し調べてみよう。恐らく生きているだろうお前の母さんなら何か知っているかもしれない。
私はもう1年近く彼女と話していないが、いつでも連絡は取れるようにしてある。彼女に接触してみよう。
色々あったが、お前には明日に向って生きてゆく権利があるんだよ。

シドの引越しの手伝いをしているワイス。
俺は何でこんなに重たい荷物を運んでんだろ。そこにあるビールが飲みたいよ。早く早く。
あなたってホントにお人好しね。
ようやく笑顔が戻ったね。僕も嬉しいよ。でも、ホントに一人で大丈夫?
いつまでも引き篭もってばかりいられないわ。
フランシーが死んで2年も経つのに、まだ二三日前に会ってたような感覚がするの。
ウィルは証人保護プログラムを受けてて、連絡とれないし。
私の友達は皆どこかへ行ってしまったのよ。
全員じゃないよ。僕がいるだろ。
それにしても、このアパート最悪。
冗談だろ?海岸からたったの2ブロックしか離れてないんだよ。
それに、これからはご近所さんなんだし、僕を信じてよ。まだまだ表情がかたいね。
幾つか質問してもいい?ヴォーンの奥さんのこと。彼女はどんな人?
溜息をつくワイス。このことを君に話すべきかどうかわからないけど、
君が死んだと聞いてからのヴォーンは、まるで地球の最後の日を迎えたようだった。
大袈裟に言ってるつもりはないけど、君には知っておいてほしい。
半年間、ヤツは死んでるみたいに生きてたよ。
それでも前向きに生きていこうと努力したんだ。
小さくうなずくシド。
俺はヴォーンに何とかCIAに戻ってくるようにと何度も言ったんだけど。
ヴォーンは復帰を考えていたの?
深く溜息をつくワイス。
そのことはもう気にしなくていいよ。ヴォーンはもう戻ってこない。
私が戻ってきたからなのね?そうでしょ?
ワイスの携帯が鳴る。
了解。シドと一緒に直ちにそちらへ向います。

拘束され、猿ぐつわをされている男が2名。
別の男の声。
協定世界時13:00、我々はCIAエージェント2名をベルリンで拉致した。
これは、世界に今尚残る超大国アメリカの権力に対する侵略的行為の犯行声明である。
我々が誰であるかは、さして重要ではない。我々の主張も同じく重要ではない。
我々の要求はいずれ明らかになるだろう。
一人のエージェントがストレッチャーに寝かされ、その部屋の扉が閉められる。
悲鳴をあげる男。

作戦本部。
ディクソン、ジャック、ワイス、シド、マーシャルがいる。

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[ALIAS 3]

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